Hummingbird Travel Bureau blog

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「獏のゆりかご」の感想

 「獏のゆりかご」
 9月8日(金)紀伊国屋ホール(ソワレ)

 感想は「続き」以降です。
 (ネタバレしてますので,未見の方は注意してください)

 最近,何かにとりつかれたかのように感想を書いている不肖管理人です(汗

 こうなったら,2002年の「WAR」から遡って全部感想を書いてやろうかな(笑

 実に久しぶりの新宿「紀伊国屋ホール」でした。

 この前行ったのは,確かナイロン100℃の舞台で,その頃はまだ独身……というか,奥さんと出会う前だったりします(笑

 くたびれた椅子や,両側の壁の狭さ,奇妙なオブジェなどを眺めながら「あー,そういえばこんな感じだったなー」などと感慨にひたっているうちに開演の時間になりました。

 これもまた,事前の情報をまったく仕入れていなかったので,苦手なタイプの芝居だったらどうしようかと思っていたのですが,最初の「着ぐるみピアニカ」のシーンで一気に心を掴まれました。
 何においても,掴みは大事です。

 全体として,ちょっと強引なシーンもありましたが(着ぐるみの中身を確かめずに,核心に迫るセリフを言うところや,ヤスケンが羽を集めている理由など)全体としては,手堅くまとまっていたような気がします。

 そして,高橋さんや段田さんなど,主役の役者さん達の演技力もさすがというところでした。
 自分の役の,その時その時の感情を,非常に効率良く客に伝える術を会得しているというか……演技のエネルギーロスが少ないというか……うまく表現できませんが「一見すごくないようで実はすごい」という感じでしょうか。

 安田さんが別のところで書いていましたが,このことに気がつくと,「やっぱり東京の役者さんは凄い!」ということになるのではないでしょうか?

 安田さんも,やれば出来る人だとは思うのですが,今回の役はあまり感情の機微を表現する場面がなかったので,主役陣と比べると,ちょっと演技が薄いかなーと思いました。
 まぁ,でもこれは今回の役柄上,仕方がない部分なのですが……。

 さて,これで今年の観劇は残すところあと一つ。
 11月のイナダ組となりました。

 結局,今年の観劇回数は6回になりそうです。

 2002年が2回。
 2003年が4回。
 2004年が4回。
 2005年が5回。
 2006年が6回。

 うわっ,ほぼ年に1公演ずつ増えていってる!!

 このままだと,来年以降が恐ろしいことになりそうです(汗

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