Hummingbird Travel Bureau blog

タイトルをクリックすると本館に戻ります。

記憶が鮮やかなうちに「どぽんど」の感想。

 「どぽんど」の感想を書こうと思いまーす。
 私が観たのは金曜日のマチネーです。

 「オリエンタルファンタジー!!」

 ということで,「どぽんど」の感想などをつらつらと…。

 正直なところ,事前の「期待値」は最低クラスでした(笑
 森崎さんも書いていましたが「シェイクスピア」というモチーフに対する先入観が影響していたような気がします。
 ということで,本当に何の情報もなく会場に向かいました。
 春先の「びっくり箱 姉妹編」の方が,まだ事前の情報収集を多少はやっていたような気がします。

 しかし,2時間半の観劇後,予想は見事に裏切られました。

 なんだよー!!めちゃめちゃ面白いじゃねーか!!

 特に,機動戦士ガンダム第41話「光る宇宙」ネタには,今年最高に笑わせてもらいました。
 客席の何割が,元ネタを知っていたかは分かりませんが,当日観ていたとの情報がある手稲の青い流星さんあたりは,きっとひっくり返って喜んでいたと思います。

 リーダーの猪木ネタにも笑わせてもらいました。
 運悪く(?)あの固まったリーダーの視線の先が,ちょうど私の席のあたりだったので「もうやめてくれ!」というくらいに笑ってしまいました。

 こう書いていくと,なんだか笑いだけの芝居のようですが,もちろんそんなことはありません。
 巧妙に罠が張り巡らされたストーリーと,際立つキャラクターの個性が,人間の善と悪を見事に照らし出していて,実に素晴らしい時空を紡いでいました。

 ずばり書いてしまうと,最近のナックスのお芝居よりも「パワー,いきおい,テンション」があったと思います。

 そこに,役者個々の演技力と,全員の統一された動き(今回はセットのパーツがめまぐるしく動いていたので,動きを合わせるのは本当に大変だったと思います)が見事に噛み合っていました。

 今回,改めて東京の演劇界の底力を知った「どぽんど」でした。

comments (0)-

Comments

Archives
Other
Profile
DrecomRSS